睡魔をイケメンに擬人化してみた

なつみは無意識にそれを触った。

睡魔「ん?」

なつみ「あ、ごめんなさい。…角みたいだなって思って」

睡魔「まぁ、角だし…。ほんとさー、どーしてくれんのよ。あんたのせいで、オレ具現化しちゃったじゃんよー」


睡魔はなつみから腕を離し、ごろんと仰向けになった。

自分の部屋のベッドに男性がいる。

さっきまで腕を回されていた腰がすうすうして少し淋しい。



なつみ「ぐ、ぐげんか?」


睡魔「んー…。俺は、あんたの世界で言う睡魔ってやつなのね。でもさー、それって概念なわけよ。ていうか概念でよかったのに。まぁ昔から概念に人型をはめる人間はいたけどさ、それが神話になったりするわけだけど」

なつみ「なるほど…?」


睡魔「あんたはその上、具現化しちゃったわけだ。これはあんまよくないよー。あんたにとって。まー、そのうち消えるけどさ、しばらくは無理だろうな。よろしくな」


なつみはなんとか頭を回転させて、質問すべきことを質問した。

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