なんで俺じゃあかんねん
委員会が終わって、筆箱とかをエナメルに放り込みながら、
もう一度話しかける。

「倒れんといてよ、雅さん。」

明らかに顔色悪いから心配やな。

「いきなりどしたの?」

「絶対無理してるから。」

「そんなことないよ。それに、文化祭のためならきつい練習も耐えれるもん。

今まで、こんなに学校行事に参加したことなかったから、今うれしい。」

本当にうれしそうに笑うから、少し安心する。

「ならいいけど。俺にできることあったら何でも言って。」

「ありがとう。でも、もう十分助けてもらってるから。」

そうか?

俺は、なにもしてないけど。

「私が参加できへん分まで委員会でてもらってるし、クラスの方も、レッスンあって残られへん日はまかせきりやし。ごめんね。」

「それくらいええよ。俺は暇人やから。」

それくらいしか、できんしな。

「暇人って・・・。」

俺の言葉にクスっと笑う。

最近、よく笑ってるな。よかった。

「教室もどろか。」

「うん。」




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