なんで俺じゃあかんねん
バックを担いだところで、葵と真田先輩が仲良さそうに話してるのが見えた。

もう慣れたわ。この光景。

委員会内でも、二人の仲の良さは目立ってて
何人かは付き合っていると勘違いまでしてるみたい。

実際のところは、俺も聞いてないから知らんけど

でも、葵はわかりやすいから付き合ったら気づくと思う。

まだ、大丈夫。

けど、時間の問題やな。

あーあ・・・。

俺は、二人の姿を視界から消すように背を向けた。

今までにも何回もあったやん。はじめてちゃう。

葵に彼氏ができんのは。

あいつ、大して可愛くもないくせに、なんか彼氏はできるんよな。

割と顔がいい奴。

面食いか?なら、俺でええやん。

って俺弟やけど。

なんて・・・
なに考えてるんやろ。


ちょっと自嘲じみた笑みをかみ殺しながら、雅さんと教室を出た。

あいつ・・・俺に手もふらんやん。
まあ、ふられたことないか。

話に夢中すぎやろ。



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