なんで俺じゃあかんねん
今まで傷つけた人のためにも
これまで苦しんできた葵のためにも
絶対、約束する。
「葵・・・・。」
少し体を離して
葵の顔を覗き込む。
そのまま近づけると
俺の意図がわかったのか、ゆっくりと目を閉じてくれる。
0距離になる前に
ちょっと気障な台詞でも言ってみるか。
「誓いのキスな。」
しっとりと合わせる唇。
冗談じゃなく、本気。
葵の唇に誓うから。
だから、ずっと俺と一緒にいてくれ。
二人で幸せになろう。
~fin~
