なんで俺じゃあかんねん

他のバスケ部の奴らは俺らをおいて先に教室の方へ歩いていってしまった。


「遼、おまえ、こいつと知り合いなん?」

俺は思い切って話の中に入った。

「うん。元カノ!」

「はあ!?」

え、遼と・・・葵が!?

「兄貴の。」

「ああ・・・・」

びっくりした~~。

遼と付き合ってたんかと思った。


「兄貴が一番真面目に付き合ってた彼女やで。」

「そうやったん?」

葵は知らなかったみたいで、驚いている。

「そうですよ。

あれから彼女何人かまた作ってるみたいやけど、
家に連れてきたんは葵先輩だけですよ?」

家、行ったんか!?

なんもされてへんやろな~。
いや、なんかはされてるか・・・。


でも納得。だから、遼が顔知ってんねんな。

「あはは。それ、喜ぶべきなん?」

「なんか、兄貴。彼女できてもすぐ別れてまうんですよね。

葵先輩は長かったですけど。」

「そうやね。」

気になる。

何ヶ月や・・・・。

「どれくらい付き合ってたん?」

思い切って聞いてみた。けど・・・

「あんたには関係ないやろ?」

いつもどおりのこの対応。



いっつも思うねんけど、この女俺にだけやたら冷たい。

まあ、俺の今までの言動がそうさせてんけど。


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