なんで俺じゃあかんねん

1時の予鈴が鳴るまでになんとか飯を食い終わった俺たちは

7人一緒に教室まで帰ることにした。

階段のところで別れる羽目になるんやけど。

俺と遼を先頭にぞろぞろと歩いていると、けっこう邪魔な気がする。

そして、体育館前に差し掛かる。

あ・・・・。

そこには、葵がいた。

体育館の中を覗き込んでるようだ。

っていっても、葵がっていうよりは、その友達に付き合ってるって感じ。



「ああ!!!」


え?

なぜか、葵の方を見て遼が声をあげる。

そして、寄っていく。

・・・・はあ?

この二人知り合いか?



葵も遼の声でこちらに気づいた。

「遼くん?」

「葵先輩、久しぶりですね~。」

俺の方には目もくれず、遼に話しかける。

どうやら、二人は知り合いらしい。

どういうことや?


「久しぶり~!!」

葵は笑顔で遼に応じる。

横の友達は相変わらずバスケ部に釘付け。

友達の手にはペットボトル。

どうやら、食堂の前にある自販機でジュースを買った帰りらしい。

葵はその付き添いってとこか。



< 54 / 485 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop