なんで俺じゃあかんねん
1時の予鈴が鳴るまでになんとか飯を食い終わった俺たちは
7人一緒に教室まで帰ることにした。
階段のところで別れる羽目になるんやけど。
俺と遼を先頭にぞろぞろと歩いていると、けっこう邪魔な気がする。
そして、体育館前に差し掛かる。
あ・・・・。
そこには、葵がいた。
体育館の中を覗き込んでるようだ。
っていっても、葵がっていうよりは、その友達に付き合ってるって感じ。
「ああ!!!」
え?
なぜか、葵の方を見て遼が声をあげる。
そして、寄っていく。
・・・・はあ?
この二人知り合いか?
葵も遼の声でこちらに気づいた。
「遼くん?」
「葵先輩、久しぶりですね~。」
俺の方には目もくれず、遼に話しかける。
どうやら、二人は知り合いらしい。
どういうことや?
「久しぶり~!!」
葵は笑顔で遼に応じる。
横の友達は相変わらずバスケ部に釘付け。
友達の手にはペットボトル。
どうやら、食堂の前にある自販機でジュースを買った帰りらしい。
葵はその付き添いってとこか。