なんで俺じゃあかんねん
「気づかんかった。
だって、全然似てないし。」
「あたりまえやわ!ハルなんかと似てるとか考えただけでゾッとするわ。」
「じゃあ、スカートもうちょっと長くすれば?」
気になっとったんよな~。
こいつ、スカート短いねん!!
「はあ?なんで?」
「そうしたら、寒さも軽減するやろ?」
「そういうゾッとじゃないわ!」
また言い合いになる俺らを見て、遼はやっぱり驚いてる。
「なんか、ハルも葵先輩も別人みたいやな。」
「「え?」」
またハモったし。
こういうとこは姉弟なんかな?
「ハルは寡黙キャラかなって思ってたし、
葵先輩ももっとおとなしい感じやったもん。」
「ハルが寡黙!?」
「葵がおとなしい!?」
それぞれに、全く反対のイメージを言われて驚く。
いや、ありえんやろ・・・。
「遼くん!ハルのどこが寡黙なん!?」
「遼!!葵のどこをどう見たらおとなしく見えるねん!?」
二人で遼に詰め寄ったから、遼は圧倒されたように数歩後ろへ下がった。
「なんやて!?
まるであたしが騒がしい奴みたいな言い方しんといてくれる!?」
葵の矛先は俺へ。
「それ言ったら、俺ががめつい男みたいな言い方したんはそっちやろうが!」
それに俺も応戦する。
だいたい、葵のどこがおとなしいねん。
それとも、あれか?こいつ、外では猫かぶってるんか?