裏切りの恋
 
「そうか」


あたしの答えに、裕翔はもう一度同じように答えた。

最初から分かっていた、と言ったような表情。


「明は、俺にとっても大事なダチだ」
「うん……」
「だから明の彼女がお前だって言うんなら……」
「……」


対向車があたしたちを一瞬照らす。

だけど再び、暗闇になったとき…



「俺はこれ以上、お前を求められない」



ああ…

分かっていたはずの答えに

どうしてあたしの胸は、ズキンと痛んだんだろう……。

 
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