湖都子のポエム

本気の恋なんて知らなくて…


一目で恋に落ちた
気づかないうちに、恋に落ちた

キミの笑顔…
キミの照れた顔…
全てがかわいすぎる

二人で過ごす時間が楽しい
まさか、こんな気持ちになるなんて…
やべー、ドキドキが止まんねー
完全に…恋に落ちた

本気の恋なんて知らなくて…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
買い物に行ったショッピングモール
かわいい子が、ナンパされて困ってた
彼のフリして、助けた

ありがとー…って、笑顔で見上げてきた
天使じゃないかと思うくらいにかわいい
気づかないうちに、顔が赤くなる

「黒田先輩ですか?」
こんなかわいい子…知らない
「1年の愛里です」
思い出したのが、拓の彼女だった子…
でも、こんなにかわいくなかったよなー
と想いながら…
「拓と噂になってた?」
「はい」
そして、もうひとつの噂も思い出した
愛里と付き合ってるのに、アイドルみたいにかわいい彼女がいる
「ねー、拓とデートしてる時ってこの髪型?」
「えっ?うん、そうだよー」
噂の真相がわかった気がした

いつもサッカーばかりしてたスポーツバカ…
愛里の可愛らしさに、笑顔に…
一目で恋に落ちた

黒田「今日は、1人?」
愛里「はい」
黒田「そっかー、俺も1人だし、一緒にお茶飲みに行こう?」
愛里「いえ」
黒田「さっきのヤツらがまだいるかもしれないし…」
愛里「そ、そうだった…」
嫌がる彼女を強引に誘った

二人で過ごすティータイム
違うケーキを頼んだら
食べたそうに俺のケーキ見てる…
黒田「一口食べる…?」
冗談でいってみた…
目をキラキラさせながら
愛里「えっ?いいんですか?」
一口、彼女の口に運ぶ…
愛里「おいしー」
またかわいい笑顔…に赤くなる
愛里「私のもあげる」
愛里が一口くれた
黒田「これも、おいしいね」
愛里「黒田先輩、優しい…」
黒田「あのさ、みんな勇気ってよんでるから、勇気でいいよ」
愛里「ゆ、勇気先輩」
ちょっと照れながら名前でよんでくれた
一緒にいるだけで、ウキウキしてくる

愛里の笑顔…愛里の照れた顔…
全てがかわいすぎる
気づかないうちに、恋に落ちていた

そして、蓮との噂も思い出した
勇気「あのさ、美佳ちゃんと噂の男ってつきあってるの?」
愛里「えっ?付き合ってないよ」
勇気「そうなんだ、もしかしてあの男って、愛ちゃんが好きだったりして…」
冗談のつもりで言ったのに…
愛里「そうだね」
勇気「告白された?」
愛里「うん」
やべー、ライバルすごすぎ…
勇気「美佳ちゃんと友達になると、あの男と仲よくなれるって噂は?」
愛里「美佳、蓮くんの連絡先知らないから、どうなんだろう?」
噂は信じちゃいけないなーとちょっと怖くなる
勇気「そろそろ帰ろうか?」
愛里「今日はありがとうございました」
勇気「またアイツらがいたら怖いから、家まで送ってあげる」
愛里「そんなの悪いです、大丈夫です」
勇気「俺が心配なだけだから…」
愛里「ありがとー」って、笑顔…

女の子と一緒にきたことなかったけど…
男が払うべきだよな、うん
勇気が支払いをして…
払うとも言わない愛里…
階段に行ったた時
愛里「私の分です」と、お金を渡してきた
勇気「俺が誘ったんだから、いいよ」
愛里「助けてくれたうえに、おごってもらえませんよ」
勇気「なら、さっき出せばよかったのに…」
意地悪く、言ってみた
愛里「あそこでは、男の人が払ったほうがいいでしょ?」ふんわりと、微笑み
かわいすぎる、優しすぎる
勇気「じゃ、今度サッカーの試合の時、弁当作ってよ」ふざけて言ったら
愛里「えっ?そんなことでいいの?」
勇気「作ってくれるの?」
愛里「いいよ♪」
勇気「いろんな人に作ってあげた?」
愛里「うん、好評だったの作っていくね」
勇気「彼に?」
愛里「お兄ちゃん…家族以外では初めてです」

愛里…気づかないうちに、また…
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