湖都子のポエム

距離0


どうなってるの?
目をあける
飛び込んできたのは…
知らない部屋
知らないベット
ぼーっとしてた頭がどんどん覚醒していく

心臓バクバク
身動きできない

距離0
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なんだか息苦しい…
ぼーっとしながら、目をあけると
「おはよう、よく眠れた?」
寝ぼけながら「おはよう」

ギュッと抱きしめられる
今の状態が把握できずに
「キャッ…」と声をあげる

唇わをふさがれ
そっと唇をすいあげられ
チュッ、と微かな音をたてる

鼓動が早くなる
あぁ…どうしよう…
抵抗できない
「…んんっ」
さらにキスが深くなり
思わず逃げる
力のない抵抗を封じるかのように
春人の腕は愛里をますます強く抱きしめる
「…あ、んんっ…」
甘い言葉がもれる

逃げようとする舌を捕らえられ
くすぐったさと、恥ずかしさに
身体がどんどん熱くなってくる
…もうつきあってないのに
…本命の彼女がいるってわかってるのに
こんな情熱的なキスをするなんて

ぼーっとしていると
愛里を逃がさないように覆い被さり
胸元に吸いつく
「…やだよ」
泣き始める愛里

春人「…なんでだよ、そんなに嫌いなのか?」
愛里「…もう、つきあってるフリはやめたんだよ…なのに…なんで…」
春人「そうだね、フリはやめたよ。でも、付き合いはやめない…やっと手に入れたのに、手離すわけないだろ?」
愛里「この間の彼女は?つきあってるんでしょ?隠さなくていいよ」
春人「つきあってないし、好きなのは愛里だけだ」ブラウスの隙間から手を差し込んだ瞬間
また、泣き始め、イラつく春人
愛里「ゴメンナサイ、こういうの初めてで…怖くて…」
付き合ってたヤツがいたことは、春人も知っていたから、他のヤツに抱かれてるのに俺はダメなのか…って不機嫌になっていた
春人「マジっ?」
愛里「うん…まじです…」
恥ずかしがこみあげてくる
春人「ゴメン、怖くなくなるまで待つよ」
怖がらせないように、優しく抱きしめる春人

春人の部屋のチャイムがなる











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