湖都子のポエム

今の立場

やっぱやめるべき?
いろいろ考えてうじうじ考えても仕方ない
作っちゃったんだし
約束通りに渡そうと思って

でも、結局渡せなかった
これが、私の今の立場なんだ
再認識した
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作りすぎて、重箱3段になってしまった
渡すかやめるか、なやんで
作っちゃったんだから、渡すことにした

渡しにいったんだけど
あの、マネージャーが
「勇気のは、いつも私がつくってるんだから」
って、言われて、渡せなかった

中学の後輩の司君が声かけてくる
司「先輩、お久しぶりです」
愛里「あ、中学のサッカー部の司君?」
司「弁当…渡せなかったんスかっ?」
愛里「あ、うん…食べる?」
司「いいんスかっ?」
愛里「いっばい作ってきたから、みんなで食べて」って、笑顔でわたす
重箱と、おにぎり、トマトスープ

ちょうどお昼の時間だったみたいだ
司「中学の先輩が弁当作ってきてくれたから」
近くにいたサッカー部員達と食べ始め
司「先輩あいかわらずうまいッス」
他の部員も、「そこらの店よりもうまいかも」
「チョーうまい」と、みんな食べ続けてる
お弁当無駄にならなくてよかった

食べ終わって、片付けてると
司「マジでうまかった。勇気先輩…これを断るなんて、もったいないことするなー」
愛里「勝手に作ってきたから…」
司「勇気先輩のこと好きなん?」
愛里「ううん、前に助けてもらったから、そのお礼に作ってきただけだよ」
司「勇気先輩、もてますからねー、先輩今日はありがとうございました、じゃねー」
と、みんなのところに戻っていった




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