恋愛日記


「一生懸命働いてから、これを買ってくるのが日課なんだって言ってたよ」


そう言ってから、

「あ、ちょっと言い過ぎちゃったかな……」

って頭を手にあてる看護師さん。


その様子を見て、やっぱりプリンを買って来てくれているのは

お母さんかお父さんだったんだって気付く。


2人の優しさに、涙が出そうになった。

このプリンのこのメーカーが好きだなんて言ってないのに

気付いてくれる。

きっと、よくいる友達でさえも私がこのプリンが大好きなことを知らないのに


いつも、いつも、ありがとう。

この日食べたプリンの味はいつも通り甘いのに、

後味が少し塩っぽかった。


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