理想の男~Magic of Love~
えっ、何なの?

この人は誰なの?

知り合いなの?

私は藤の顔と彼女の顔を交互に見つめた。

声をかけられた当人はと言うと、彼女から目をそらしていた。

「何しにきたんだ、用はないんだろう?」

彼女と目をあわさないまま、藤が呆れたように返した。

「何しにって、そんな言い方はないと思う」

そう言って彼女は藤と目をあわせようとするけれど、藤は逃げるように彼女から目をそらした。

「いい加減あきらめろ!

大人しく家に帰れ!」

藤は強い口調で彼女に言った。
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