旦那様は見知らぬ方⁉




「はい、これでよし」

「ありがと…おい、チャコなんだよお前」

さっき引っ掻いてなかったけ?

気が済んだのかロフトから降りて来てもう膝の上にいる。

仲が良いんだか悪いんだか…

「チャコ遊んで欲しかったんじゃない?」

「よーし、じゃあ遊ぼうか」

「喧嘩しないでね〜」

じゃれ合う2人?2匹⁇にそう声をかけて私は家事に戻る。

平和だな…

「なぁこないだのデート明後日にしようか」

「え、でも平日じゃ」

「有休取った、そしたら3連休になるから遠出してみない?」

「うん…私はいいけど大丈夫なの?」

「大丈夫、大丈夫。あ、ちなみにチャコも連れてくからよろしく」

「え?チャコも?」

「まぁお楽しみだよ、一応一泊はするから着替えその他諸々用意しとけよ〜」

そう言うと鼻歌を歌いながら寝室へ入って行った…

「チャコ、貴方も一緒に行くんだって、どうする?」

「にゃー」


私はただ呆然とするのだった…



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