年下の彼
『ちょっとトイレ行ってくる。』

そう言って部屋を出た。


トイレから出ると、外に徹くんが立っていた。


『どうしたの?』


『千尋、俺と付き合ってよ!』

いきなり、徹くんからの告白──


徹くんは、嫌いではないけれど………


まだ、誰かと付き合うとか

そんな気分じゃない。



どうやって断ろう

『あたし……』


『千尋!!』

誰かが、あたしの腕をつかんだ。
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