極上☆ラブパワー
「はぁ………」
ベッドの上、膝を抱えてため息をついた
壁にかけられた薄ピンクのワンピース、
テーブルに置かれたあの男の荷物を見ていたらなんだか落ち着かない
どうしてこんな気持ちになるかもわからない
突然現れたかと思ったら、あたしを振り回して
平然な態度であたしに接するんだ
まるで、この前のここでのキスなんてなかったみたいに…
そうだ
あんな男にとって、あたしとのキスなんてなんともなかったんだ
きっとそう――…