浮気は、いいよ。



「・・・・全部ワタシがもらったら、幸太郎はどうやって生活するの??」




「・・・・オレは・・・「そっか、沙耶香がいるからダイジョウブだよね」




優里は自分の質問に勝手に自分で答えると、泣きながらも何かを諦めたように笑った。




優里の涙が通帳にポタポタ落ちて、でも優里は通帳も権利書も手に取ろうとはしなかった。





「・・・・・全部優里にあげるから、オレも優里のものでいたい」





恥も外聞もない。





こんなに女々しい事を平気で言う。




「・・・・・意味が分からない。 分かるように説明してくれる??」





泣き倒した優里は、少し落ち着きを取り戻したのだろう。




オレの言い分に耳を傾けてくれる気になったようだ。
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