浮気は、いいよ。



これは怒りなのか、悲しみなのか。



絶望なのか。



ただただ、際限なく辛かった。






こっちに向かってくる幸太郎に気づいて、慌てて階段を駆け下りた。



なんでワタシ、逃げてるんだろう。



でも、2人と対峙するのが嫌だった。



2人の前で取り乱して笑いものになんてなりたくなかった。
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