浮気は、いいよ。
急いで家に帰った。
どうすればいいのか分からない。
取り敢えず、泣きたかった。
泣いて、泣いて。
狂った様に怒っては
やっぱり、喚きながら泣いて。
泣く事に疲れたのか、飽きたのかは分からない。
でも、フと泣く事をやめた時、今日も何事もなかったかの様に帰ってくるであろう幸太郎の為に夕食を作ろうと思った。
一瞬で愛が消えればどんなに楽かと思った。
向こうの愛など、とっくの間に消えていたのに。