浮気は、いいよ。
「優里、一緒に寝るのは・・・・やっぱ嫌だよな??」
よほど疲れているのだろう。 うつらうつらし出した優里を寝かせてあげようと思った。
「ワタシはソファで大丈夫。 遠慮なくベット使って」
おぼつかない足取りで半目状態の優里がソファに転がった。
「女性をソファで寝かせるワケにいかないっしょ」
ベットに優里を運ぼうと持ち上げると、明らかに以前より軽くなっているのが分かった。
「下ろして。 ココで寝るって言ってるじゃん。 あと、沙耶香以外の女に気安く触んな」
そう言われても一向に下ろそうとしないオレに、しびれを切らせた優里が無理矢理飛び降りた。
『スチャッ』と戦隊ヒーローの様に着地を決めた優里に、笑いそうになった。
どこで身に着けたんだろう、その技。
2年も一緒に暮らしていたのに、知らない事が多い。
もっと知りたい。
もっともっと知りたい。
他のヤツには知られたくない。
オレだけが知っておきたい。
でも、もう知ることもない。