貴方に愛を捧げます。
「っ…。
夢だったのね…
久しぶりに見たわ…
遂に今日分かるのね、私の…
フィアンセ…」
コンコン
「あら、ルシャーナ様起きていらしていたんですね。
おはようございます。」
「おはよう、ララ。
少し昔のことが夢に出てきてね。」
「そうなんですか…」
「それより今日は朝から機嫌がいいわね。」
「はい。
お父様から仕事が上手くいってることを褒められましたので…」
少し照れながら嬉しそうに言った。
ララの父親は王の秘書で仕事とても厳しい人として有名だ。
それゆえララは誉められた日はいつも少し照れながら機嫌良く仕事をこなすのだ。
「ふふ。良かったわね。
今日はいつからパーティー準備なの?」
「あっ、本日のパーティーは夕刻から始まりますので昼食後すぐ準備です。」
「ありがとう。
それなら朝は丈の短いドレスが着たいわ。」
「分かりました。
そういえば…
ここに来るまでの廊下で侍女たちが皆ルシャーナ様の婚約者様がどのような殿方なのか予想しあっていましたよ。」
ルシャーナの服を選びながら侍女が噂をしていることをララが話すとルシャーナは一瞬驚いた顔をした。
「えっもう、私が婚約することが広まっているの?」
「そうみたいですよ。
侍女は噂話が好きですからね。」
「ふふふ、そういえばそうだったわね。」
「あ、ルシャーナ様朝食はダイニングルームで頂きますか?」
「えぇ。部屋で頂くと皆様が心配しかねませんからね。」
心配している様子を思い浮かべたのたかクスクス笑いながら話すルシャーナを見てララは安心して自然と笑みがこぼれた。
「ルシャーナ様、これはいかがですか?」
「それにするわ。
ララの服のセンスってほんと良いわよね。」
「ありがとうございます。
たぶん母譲りだと思いますが…」
眉を下げながら話すララを見てルシャーナは笑った。
「もうっルシャーナ様!!」
「ごめんなさい、面白くて。」
「出来ましたよ。」
「ありがとう。
皆待っているから行きましょ。」
「はい。」