貴方に愛を捧げます。


ガチャ


中に入るとルイスだけが居た。


「ルイス、おはよう。」

「ルシャーナ、おはよう。」

「お父様たちは?」

「父様は…
えっと…」

「歯切れ悪いってことはお母様たちに攻められてるのね。」


ルシャーナがそう言うとルイスは眉を下げながら苦笑いした。


「んまぁ、そんなとこかな…」


「アリア様!!
落ち着いて下さい!!」


「あぁ…
お母様荒れてるぽいね…」


「そうだな。
一応あの人王妃なのにな…」


顔を見合せ苦笑いしていると…


バンッ


「ルシャーナァァァァァァ!!
私の可愛い可愛い娘。
とうとう…
あぁぁぁぁぁ…」


「お…お母様、気をたしかに…」


「アリア様落ち着いて下さい!!」


「うわぁー。
母様めっちゃ侍女困らしてるじゃん。」


「ルイス…
お母様どうする?」


ルシャーナの目線の先にはルシャーナの前で泣き崩れ侍女に支えられて立とうとしているリアーナ王国の王妃アリア妃がいた。
愛娘のルシャーナが幼い頃に他国で罪人達に拐われそうになった事件以来アリア妃はルシャーナに何かあるたびに泣き崩れ取り乱すようになった。
もはやこのリアーナ王国の王宮では一種の名物になっている。
しかし…一度取り乱すと宥めるのが大変なため取り乱さないように皆が必死になっているが今回ばかりはダメだったようだ。


「どうする?って言われてもなぁ…」


ガチャ


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