ナピュレの恋【完】
「まさか。自分で買ったのよ」


それに彼氏なんかいないし…と、お釣りを受け取り財布を鞄にしまった。


なら、良かった…と、いつもの笑顔に戻った裕也に“何が良かったんだか…”と、心の中で溜め息をつき“じゃぁまた来るね”と店を出ようとした。


いつもは、“またお待ちしております”とか言ってくれるんだけど、今日は違った。

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