ナピュレの恋【完】
「だっせぇ…」
そう呟きながら冷蔵庫に入ってた水を飲み干した。
夜は、あっという間にきて午後8時を過ぎていた。
「そろそろ、行くか…」
裕也は腰を上げた。
ホテルの近くに停まってるタクシーに乗り込み行き先を告げる。
“え、男一人で…?”なんて目で見られたけど今は、そんなことさえ気にしてる余裕はなくて。
無言のまま、その場所へ着きお金を払いタクシーを降りた。
タクシーを降りて、またある場所でお金を払う。
そして乗ったのは…ロープウェイ。
そう、俺は函館山に向かっている。
なつこが行きたいと言った場所。
絶対にいると信じて…。