ナピュレの恋【完】
「お客様、お疲れのようだったので。そんな時はチョコレートのような甘さが良いかと思いまして」


いかがでしょう?と、なつこを窺うように見つめた。


「うん、とっても美味しい。嫌なこと忘れられそう。ありがとう」


なつこは裕也に笑顔で答えた。


「良かった。あの…」


裕也がチラチラなつこを見た。


「んー?」


なつこは、チョコレートソルジャーを飲みながら裕也を見た。
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