ブラックⅠ-出会い-
ボーっとする頭を起こすと、一瞬自分がどこにいたかをすっかり忘れていて
しばらくして思い出したほどどうやら私は疲れていたらしい。
「え、何あの荷物」
ベッドから下りると昨日は無かった
はずの目の前に広がるダンボールの山に近付く。
ビリビリという小さな音をたてて開けると、中に入っていたのは
服、服、服の山。
後は下着やら靴やらカバンまでもが揃っている。
なんだこれ…え、もしや開けちゃダメだった?