ブラックⅠ-出会い-
だとしたら、やっぱりここで黙ってるなんて出来ない。
こんな自分の気持ちを隠して
大切なレイジにいつか嫌な思いをさせてしまうなら、言わない方がずっといいのかもしれない。
だけど私はレイジが好きだから
こんな私だけど受け止めてほしいから
レイジならきっと受け止めてくれるって信じてるから…
「レイジ…」
レイジの胸へ小さく呟く。
もう寝ちゃったかな、聞こえてないかな
だけどそんな私のちっぽけで、小さな言葉もレイジはけして聞き逃さない。
「どうした、眠れねェのか?」
レイジはどうやら私が寝れないと思ってるらしい。
眠くないと思ってるらしい。
でも、一度「おやすみ」を言った私に
鬱陶しさを見せるどころか優しく聞いてくれる。