ブラックⅠ-出会い-


だとしたら、やっぱりここで黙ってるなんて出来ない。



こんな自分の気持ちを隠して
大切なレイジにいつか嫌な思いをさせてしまうなら、言わない方がずっといいのかもしれない。




だけど私はレイジが好きだから



こんな私だけど受け止めてほしいから




レイジならきっと受け止めてくれるって信じてるから…





「レイジ…」




レイジの胸へ小さく呟く。



もう寝ちゃったかな、聞こえてないかな




だけどそんな私のちっぽけで、小さな言葉もレイジはけして聞き逃さない。




「どうした、眠れねェのか?」



レイジはどうやら私が寝れないと思ってるらしい。

眠くないと思ってるらしい。




でも、一度「おやすみ」を言った私に
鬱陶しさを見せるどころか優しく聞いてくれる。





< 370 / 376 >

この作品をシェア

pagetop