ブラックⅠ-出会い-
さっきまで何を言われても全く気にしてなかったのに、私よりも反応したのはまさかのレイジで、
女達をギロリと睨みつける。
睨み付けられた女達は
青ざめた顔でうつむいていて、
あんな顔で睨まれたら私だってさすがにビビると思う…
それでも睨む事をやめないレイジは
一歩づつ彼女達に近付いて、そして目の前で足を止める。
「こいつに文句があるなら俺に言え」
そして後ろにいた私の腕を掴んで
「アオイ」
耳元で色っぽく呟いた。
不覚にもドキンと胸が高鳴る。