星月夜のマーメイド
私はとても幼かった。
だから…二人の間に可愛い天使が舞い降りたとわかった時、無邪気に彼にすがってしまった。
子供好きな彼ならきっと喜んでくれる。
そう疑わなかった。
確かに喜んでくれました。
でも、心では葛藤していたと思います。
結婚をすると二人で決めた時、彼が今までの経緯や胸の内を話してくれました。
その時初めて本当の『彼』を知った気がしました。
ただ好きで、彼との生活を喜んでいた自分が恥ずかしくなりました。
私は彼を支えていこうと深く決意しました。
あのことがあるまでは…。