トイレの神様‐いいえ、ただの野次馬です‐





神様って、私のことだったのかな?




そう思うと、心がほくほくした。





―――嬉しい。





感謝されるのって、いいな。





下駄箱には今や、電車組の団体さんがお越しになって騒がしくなりつつある。




こんなところで油売ってないで、さっさと教室に行きますか。



鼻唄を歌いながらの足取りは軽かった。



< 11 / 252 >

この作品をシェア

pagetop