heart and cold~私には貴方だけ~【完】
「どんなに綺麗に笑えても、俺には“無理してる”ってわかる。辛いんだってわかる。泣いている理由も分かる。…あの時だって…」
─あの時─
その言葉にビクリと体が震えた。
「…璃花の辛い気持ちがすごく伝わってきたんだ。」
“あの時”私はひとりぼっちになった。
親友に捨てられた。
いや、あっちからすると親友でもなんでもなかったのかもしれない。
涙が出なくて、動けなくて。
そしてはるき君に救われた…
人を惑わす“さくら”のあなたに…
私は、救われた…
つけられた生傷を癒してくれた…