heart and cold~私には貴方だけ~【完】





「あのっ」



上村君があたしを呼び止めた。


なんだろう…と思いながら上村君の方に向き直る。



「どうしました?」



上村君は、決意をしたような真っ直ぐな目で見つめてくる。



──あたしを送って行くと言ったときと同じ…──



「好きです。」



はいー?



???????



「え?」



今、まさにあたしは目が点…





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