勇者34歳
俺は、その幼女…ライアス…が、
何者なのか聞こうとしたが
リーヴェが先にイブナクに話しかけた。

「おそらく、魔族狩りだの悪魔狩りだのは、人として相当レアなんだと思うんだけど、おまいらの優先度って何なんだ。」

うん、リーヴェが何を知りたいのかよくわからない。
イブナクも不思議そうな顔をしている。

「ラウザがイルルを助けた理由がよくわからない。それに…。」

リーヴェは緊張感のない声で
この場を凍らせる一言を吐いた。
そして、それは俺も気になっていたことだ。

「ライアスさんは何者?生物学的にありえない魔力持ってるんだけど。」

えっ?!それは、ライアスは七罪って言ってる?!

ライアスに
戦闘の意思はなさそうだが、また戦うのか?

まさかの2連戦?

これ何てクソゲー?
絶対しんじゃうよこれ…。

勝手に
勇者に祭り上げられた人の末路ってこんなもん?

「お連れさんの思考回路がはち切れそうだが、ほっといていいの?」

「それより質問に答えてくんない?」

リーヴェは攻撃的な言葉を
緊張感のない声で吐き続ける。

「大丈夫、気持ちがついていかないだけで、言われたことは全部理解している。」

なんか若い者に舐められるのが嫌で
ちょっとがんばっちゃった俺。きっと偉い。
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