奏でる場所~SecretMelody~
―――――――――――
結局、昨日の夜、あの人は来なかった。
おかげで、2時間ぐらい無言でピアノを弾いていたぞww
「陽輝っ!来たぞー♪」
ガラっと扉を開けて、奏は顔をのぞかせる。
「おぉ~~!!奏、来てくれたんやぁ~!!」
奏は俺の座っているベットの横にある椅子に腰をかけた。
ベットに座るか一瞬迷ったんだけどな笑
「なぁ、奏~?最近、学校どうや…?」
「陽輝と宙がいなくて、ちょっと寂しいけど、坂下も立花もいるしな!なんとか仲良くやってるよ。ファン…クラブ?だっけ?それは、うるさいけどなw」
そういいながら、陽輝にニコっと笑って見せる。
「…///そっかー…。俺もはよ行きたいなぁ…。」
「早く治して、一緒に行こうなっ!!奏、ずっと待ってる!」
「ああ。…俺な、退院したら、一杯やりたい事あるねん!」
…ははっ
話をしている陽輝、すっごくキラキラしてて…
思わず見とれてしまう。
「――食堂のおばちゃんとも喋りたいし…音楽室にも…♪」
…え?
音楽室?
何のためだ?
先生にも用事があるのか?
「どうして、音楽室?」
奏が聞くと、陽輝は“しまった!”というような顔になる。
??
「あー…言ってしもた…」
どういう事だ?
「何?」
「まーいいや、奏やったら。…」
一瞬悩んだ顔をした陽輝は、パッと表情を変え、笑顔で話をしだした。
「あんな…うちの寮には秘密の音楽室が合ってな…。」
「――え…?」
何で…陽輝が知っているんだ?
あの音楽室の事…。
「でな…。そこで、めっちゃピアノの上手い子に会って、友達になってん!!」
嘘…。
それってまさか…。
「そ、それ、いつの話…?」
「んー?確か、入学してすぐぐらいやなー…。あ、ほら、俺と奏が呼び捨てで呼ぶようになった日や!!」
やっぱり…。
それ、奏だ…。
あの男の人は…陽輝だったんだ。
「そー…なんだ…。」
陽輝は奏だって気付いてないみたい。
計画変更。
それなら隠しておこう。
奏だって分かったら、ガッカリするかもしれないし…。
奏は真実を隠しておくことにした。
また、こーやって隠し事が増えていく…。
奏はいつまでこうやって、皆に秘密ばっかりしている日々が続くのだろうか。
結局、昨日の夜、あの人は来なかった。
おかげで、2時間ぐらい無言でピアノを弾いていたぞww
「陽輝っ!来たぞー♪」
ガラっと扉を開けて、奏は顔をのぞかせる。
「おぉ~~!!奏、来てくれたんやぁ~!!」
奏は俺の座っているベットの横にある椅子に腰をかけた。
ベットに座るか一瞬迷ったんだけどな笑
「なぁ、奏~?最近、学校どうや…?」
「陽輝と宙がいなくて、ちょっと寂しいけど、坂下も立花もいるしな!なんとか仲良くやってるよ。ファン…クラブ?だっけ?それは、うるさいけどなw」
そういいながら、陽輝にニコっと笑って見せる。
「…///そっかー…。俺もはよ行きたいなぁ…。」
「早く治して、一緒に行こうなっ!!奏、ずっと待ってる!」
「ああ。…俺な、退院したら、一杯やりたい事あるねん!」
…ははっ
話をしている陽輝、すっごくキラキラしてて…
思わず見とれてしまう。
「――食堂のおばちゃんとも喋りたいし…音楽室にも…♪」
…え?
音楽室?
何のためだ?
先生にも用事があるのか?
「どうして、音楽室?」
奏が聞くと、陽輝は“しまった!”というような顔になる。
??
「あー…言ってしもた…」
どういう事だ?
「何?」
「まーいいや、奏やったら。…」
一瞬悩んだ顔をした陽輝は、パッと表情を変え、笑顔で話をしだした。
「あんな…うちの寮には秘密の音楽室が合ってな…。」
「――え…?」
何で…陽輝が知っているんだ?
あの音楽室の事…。
「でな…。そこで、めっちゃピアノの上手い子に会って、友達になってん!!」
嘘…。
それってまさか…。
「そ、それ、いつの話…?」
「んー?確か、入学してすぐぐらいやなー…。あ、ほら、俺と奏が呼び捨てで呼ぶようになった日や!!」
やっぱり…。
それ、奏だ…。
あの男の人は…陽輝だったんだ。
「そー…なんだ…。」
陽輝は奏だって気付いてないみたい。
計画変更。
それなら隠しておこう。
奏だって分かったら、ガッカリするかもしれないし…。
奏は真実を隠しておくことにした。
また、こーやって隠し事が増えていく…。
奏はいつまでこうやって、皆に秘密ばっかりしている日々が続くのだろうか。