奏でる場所~SecretMelody~
~陽輝side~



「陽輝くーん?ちょっと、お取り込み中、ごめんやねんけど、先生から大切な話があるってお呼び出しでーす。」



「あ、はい!」



…大切な話ってなんやろ?



まさかの病気進行!?



横で喋っていた奏の顔も少し、曇る。



「…じゃあ、奏は宙の病室にしばらくの間居るから!」



「あ、うん!ごめんやで?」



「いいっていいって!」



そういいながら、作り笑顔で奏は俺の病室を出て行った。



「今の子、前も一緒にいたよね?陽輝君の彼女さん?」



「…っ!?ち、ちちち…違いますよ!彼女だなんて…///」



な…なんや、いきなり…!!



「フフッ…動揺しすぎ…。」



「んなっ!!」



「クスクスッ…じゃ、行こっか」



「…。はーい。」



なんか、宮原さんの流れに乗せられてる気が…



ってか、動揺しすぎやろ、俺。



恥ずかしいなー



ま、いっか♪



俺は、宮原さんに連れられ、本田先生の元へと向かった。




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