奏でる場所~SecretMelody~
――――ギィー…



あ、来た?



ピアノ少女かな??



「いらしていましたか。お久しぶりですね!」



「あ、最近これていなくてすみませんでした…」



「なぜ謝るの?病気だから仕方ないじゃない。」



「え?」



…え…?



…仕方ない?



俺、病院におったってしってる!?



「あ、いや、なんでもないわ。」



「俺の事知ってるんですか!?」



「…いいえ?なんとなく…ね。」



「…そーですか…」



なんや…



誰か分かるかと思ったのに…



「そうだ!私を見つけてくださいよ!」



「え?」



この人を…見つける?



「やりませんか?」



…確かに楽しそう!



本人から聞くより、見つけたいな!



「やります!!」



「なら良かった。その変わり、条件です。」



「毎日、ココにきてください。1日1日ヒントを出しますから。」



毎日ここに…



俺は来れるんやろーか…



いや、来る!



病気に負けへん!!



「分かりました!」



「それじゃあ、ヒント1、私はあなたと同じ学年です。」



…同じ学年…。



俺の想像はあってたか…



なんか、楽しいな、これ。



1日でも、病気になって、こられへんかったらあかんねんやろ?



いいプレッシャーや!



毎日、必死に頑張るぞ!!



…ありがとう…



俺に、こんな気持ちを教えてくれて。



病気に負けへんって思えるようにしてくれて。



…ありがとう。



「じゃあ、明日もくるから!!」



「うん!約束ねー!」



…“あなたと同じ学年です”…って



やっぱり俺の事知ってるんや。



まぁ、俺大阪弁喋ってるもんな…



そりゃ浮くもん、分かるか。



でも、なるべく敬語で話してたつもりやねんけど…



いつ大阪弁だしたっけなぁ~…



俺はそんな事を考えながら、自室へ向かった。







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