奏でる場所～SecretMelody～

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何時間遊んだだろうか。



外は暗くなりだし、園内に明りが灯りだした。



--ピロリンッ♪


「ん？メールか？



あ、宙だー！」



そーいえば、奇跡なほど宙達と会っていない。



「なんて書いてるんや？」



「えーと、



あれから１度も会ってないけど大丈夫？も―すぐ帰るつもりだから、30分後に出口へ集合ね♪



…だって！あと３０分かぁー…」



絶対宙達、俺等の事忘れてたやろ…。



「なぁ、何に乗りたい？」



そう、奏が言った瞬間目の前が急に明るくなる。



「うわッ…めっちゃ綺麗…」



「…綺麗だなー…」



これ、確か…“観覧車”やっけ？



なんか、景色が綺麗に見えるって聞いた事があるな…



よしっ！！



「「これ乗るか！」」



俺達は同時に観覧車を指さして向き合った。