意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)




なんで…?


誰?

どうして……?



頭のなかは混乱して
必死で答えをさがすけど
わからない。


ただ立ち尽くすしかできない。



『聖愛……あのクソ水原!』



私を見て、そう呟いた椎苗は
コンビニに向かって走ろうとしてた。


慌てて腕を掴んで止める。


『聖愛!?』


『いいの。もう…別れるなんて聞きたくない…』



弱いよね…?


最初の頃は当たり前のように
嫌味なこと言えてたのに


好きになって、変わった。


離れたくないし
好きだから怖い。



まだ気持ちが追い付かない。


せめて、整理しなきゃ、
立ち直れない。

それまで聞きたくないの…



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