闇と光 弍


「みんな、聞け。コイツが今日から白虎の姫だ」

「姫ー!!?」

なんだ、それ!!

「小野田!そんなこと聞いてない!姫ってなに!?」

私は、プチパニックになっていた。

「姫は姫だ。愛莉は俺の彼女だろ?
俺は、白虎の総長。その総長の彼女なんだから姫だ。
わかったか?」

「わかるかー!!姫なんて、絶対にいやだから!
第一、私姫って柄じゃないし。
姫って守られるんでしょ!?自分のことは自分で守るから!」

「なんでだよ!大人しく守られとけ」

「死んでもいやだから!」

私達のやり取りを見てた下っ端達は、目を見開いて驚いてる。

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