澄んだ空の下で

店を手伝うのは初めてじゃないけど、やっぱし何故かそー言う気にはなれなかった。

だけど、そんな事よりお金を貰えたらって、思う気持のほうが大きかった。


制服に着替えた後、昨日恭から貰った紅茶をカップに注ぐ。


「…やっぱ、好きな味」


ほのかに香る甘い匂いが鼻をそそる。

喉に沁みてくストロベリーの味がほっとさせてくれる。


…また会いたい。


顔を思い出すと、ふと心の中で呟いた。

だけど、その反面、会っていいのかどうなのか分からなくなる。


得に仲がいいわけでも何もない。


だから何だか複雑な気分だった。

< 143 / 447 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop