澄んだ空の下で

「…そっか。うん、でもまぁ…いいや」

「は?何が?」

「え、だから別に恭のマンションに行かなくてもいいって事」

「何で?」

「何でって…ほ、ほら、迷惑じゃん」

「別に」

「それにさ、女とか来たら嫌だし。…揉め事がね」

「あー…」


って言うか、なんであんたは否定しないのよ。

でも、もう分かってるようなもんだけど。


平気でキスしちゃう…

平気で抱いちゃう…


ちょっとそれは嫌だけど。

アンタは頼まれたら平気ですんの?


そこは、納得出来ない。


「…って、認めんだね」


思わず苦笑い気味で言葉を吐き出す。


…当たり前か。

だけど。


「いや、」


暫くして小さく聞こえた恭の声に反射的に俯いてた顔が上がった。

視線を少しづつ向けると、


「じゃ、なくて。そんな奴いたっけ?と思っただけ」


そう言って恭はゆっくりと身体を起した。

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