僕の可愛いお姫様
再び彼女は、ゆっくりと語る。
「頭が真っ白だった。
真っ白な思考のまま、何も考えられないくせに、必死で何かを考えようとしてた。
『ナンデ』とか『ウソデショウ』とか、陳腐な言葉しか浮かんでこない。
何も言わない私に、瑞穂は言ったの。
『莉世を好きじゃなかったわけじゃない。今更ふざけるなって思うだろうけど、愛情はきちんとあった。
でも違った。莉世に抱く愛情は、違うんだ。
このまま莉世と関係を続けて、平和にやっていけるのは解ってる。
それは莉世に対する甘えでしかない。
傷付かない様に、傷付けない様に、莉世に甘えているだけだ。
本当にごめん。どうしても手に入れなきゃいけないものがある。』」
瑞穂の言葉を受け継いで語ったあと、莉世は一度、グッと下唇を噛んで、俯いた。
そして顔を上げて、はっきりと分かる様に呼吸をする。
「頭が真っ白だった。
真っ白な思考のまま、何も考えられないくせに、必死で何かを考えようとしてた。
『ナンデ』とか『ウソデショウ』とか、陳腐な言葉しか浮かんでこない。
何も言わない私に、瑞穂は言ったの。
『莉世を好きじゃなかったわけじゃない。今更ふざけるなって思うだろうけど、愛情はきちんとあった。
でも違った。莉世に抱く愛情は、違うんだ。
このまま莉世と関係を続けて、平和にやっていけるのは解ってる。
それは莉世に対する甘えでしかない。
傷付かない様に、傷付けない様に、莉世に甘えているだけだ。
本当にごめん。どうしても手に入れなきゃいけないものがある。』」
瑞穂の言葉を受け継いで語ったあと、莉世は一度、グッと下唇を噛んで、俯いた。
そして顔を上げて、はっきりと分かる様に呼吸をする。