僕の可愛いお姫様
「…もしもし。」

「もしもし、梅雨李?
どうしたの、元気無いね?」

泉の優しい声を聞いていると安心する。
心配事なんて、この世には一つもない様に思えてくる。

「実はね…」

私は昨日の莉世のメールから、たった今までの事を、泉に話して聞かせた。
一つ一つ丁寧に、きちんと伝わる様に話した。

莉世も瑞穂も、どちらかが泉に話したかは分からない。
だけど泉にも知る権利があった。
そして何よりも今、私は一人で抱えられそうになかったから…。
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