僕の可愛いお姫様
もしかしたら瑞穂は、昨日の事を後悔しているかもしれない。
後悔していて欲しい。
そしてやり直すきっかけを待っている。

そんな自分善がりの事を考えていた。

だけど現実は何も変わらずに、昨日の続きをきっちりと進んでいる。

「どうしても、もう駄目なのかなぁ…。」

独り言の様に、なのに声になってしまったソレは、第三者の私にとって、とても身勝手な想いだった。

「どちらの味方にもなって、どちらの味方にもならない。」

親友として一番近くで見守りたい。
その決意はどう間違ったのか、「自分自身の意思を押し付ける」という方向に捻じ曲がっていた。
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