僕の可愛いお姫様
「うん。解った。」

さっきとは違う、力を込めて私は応えた。

「解ったよ。
でもね、『頑張れ。』って、まだ100%では言ってあげられない。
私は莉世の親友でもあるから。
それにやっぱりどうしても、私も女だしね。
女の感情の方が強く伝わるんだ…。
でも…瑞穂の親友でもあるからさ、その、上手く言えないけど…もう自分を騙して生きちゃ駄目だよ?」

梅雨李らしいな、と彼は笑った。

最初より軽くなった様な声に、少しでも荷物を減らしてあげる事が出来たのだろうか。


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