僕の可愛いお姫様
気まずそうに私を見てから、ストローをつまみ、グラスの中で二度、三度とクルクルしている。
グラスの中で回された氷が、バランスを崩して、カラン、と小気味良い音を立てる。
「美味しいよ。」とか何とか言いながら、私の方へ、その緑の液体とソーダの融合体を差し出した。
「…いいよ。自分の注文するから。
本当にソレよく飽きないね。」
気まずさからくる気遣いなのか、シェアか味見を、なのかよく分からない共有を求められ、割と雑に断る。
莉世よりも断られた本人が傷付いた、とでも言いたげに、再び氷が鳴った。
メロンソーダの緑の中で、さくらんぼの赤が妙に主張していて、私はただその赤をジッと見ていた。
グラスの中で回された氷が、バランスを崩して、カラン、と小気味良い音を立てる。
「美味しいよ。」とか何とか言いながら、私の方へ、その緑の液体とソーダの融合体を差し出した。
「…いいよ。自分の注文するから。
本当にソレよく飽きないね。」
気まずさからくる気遣いなのか、シェアか味見を、なのかよく分からない共有を求められ、割と雑に断る。
莉世よりも断られた本人が傷付いた、とでも言いたげに、再び氷が鳴った。
メロンソーダの緑の中で、さくらんぼの赤が妙に主張していて、私はただその赤をジッと見ていた。