悪魔と過ごす非日常


「ただし、代償は大きいですよ」

「代償?」

「はい。願いを一つ叶えるごとにあなたの寿命が削られます。願いの大きさにより減る寿命も多くなります」

「大きさって?」


俺がそう聞き返すと少女は例えばと言った後テーブルを指差した。


「お腹が空いたから何か食べ物が欲しいと願うとしましょう。そうするとあなたが望んだ食べ物がこのテーブルいっぱいに出てきます。出てきた分だけあなたの寿命が削られる訳です」

「出てきた分だけ」

「食べ物ですと、一品大体二年から五年ですね」

「一品だけでそんなに?」

「はい。ですから時空を越えるような願いをすると一発で死にますね」


一発で死ぬって、そんなあっさりと。

可愛い顔をしておきながら言うことはばっさりですな。


「期限がない理由はそう言う事があるから?」


俺の質問に少女は苦笑いを浮かべる。


「私としては長く生きて頂きたいんですが、人間は欲望の塊ですからね」


そんな風に思っているのかと言う意味でへーっと返すとあははと少女は申し訳なさそうな顔をした。


「ってことはさ寿命が尽きるまで君はずっと俺の処にいるわけ?」


俺の質問に少女は少し考えてからにっこり笑いそうなりますねと答えた。


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