Suger and Spice

嫌な予感がするけど、
一応了解をする。

断ったら
もっとめんどくさそうで。



「いーよ」
「ありがとうっ。
じゃあ昼休みね♪」

友達のところに去っていくリカちゃん。

去って残るのは、
イチゴとバラみたいな、
甘ったるい香水の匂い。



「星夏気を付けてねー」

美風が小声で言った。


「あの目は、絶対二重人格だろうから!」
「私もそうだと思ったよ。」


何言われるんだろ。
私何もしてないけど。


チャイムが鳴って席につく。

加藤が小声で話しかけてきた。


「せいか」
「…なに」
「甘い匂いする…香水つけた?」
「いや、つけてないよ?」

リカちゃんの匂いうつったかも、うえ。

「よかった。その匂い嫌いだから」

前を向く加藤。
…よくわからん。

その時私は、
ある方向からの強い視線に
まったく気がつかなかった。


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