Suger and Spice
家について、ベッドに倒れこむ。
今日も平和だった…
「星夏ぁーおつかい行ってきてー」
下から声がする。
「はぁ?」
と大声で返した。
めんどくさ。自分で行けよ。
「お母さん今手ぇ放せなくってさぁー」
はぁーっと深くため息をついて
私はキッチンに入る。
「なにやってんの」
「うどん作ってる!」
「うどん?」
テーブルいっぱいにラップを引いて、
白いでっかい塊を捏ねてるお母さん。
「そう!なんだけどつゆなくてさー。
めんつゆ買ってきて。」
ほんと、
抜けてるっていうか適当っていうか
破天荒っていうか…
「手ぇ洗っていけばいいじゃん」
「やだすっぴんだもん」
「あたしだってすっぴん」
「あんたは若いでしょ。てかいつもじゃん」
「はいはい」
財布をとりに戻ってから
近所のスーパーに出発。
めんつゆめんつゆ…
あとで絶対お金請求しよ。
「…でね?リカがー」
帰り道、リカちゃんの声がした。
びっくりして振り返ると、
執拗に加藤に腕を絡ませているリカちゃんと
ややげっそりした顔の加藤。
リカちゃん家、この近くだったんだ。
加藤、ドンマイ。
見つからないように帰った。