《続》俺様ホストに愛されて
無茶ぶりなリュウを遮って、あたしはまた結翔くんの側まで近付いた。
そこにはベビーベッドを覗き込むたくさんのホストさんがいる。
その中にはノボル君もいて、あたしが行くとわざわざ場所を作ってくれた。
「可愛いっすね」
頬を緩めながら、ノボル君がポソッと呟く。
スーツを着ていないと、ノボル君は本当に若く見えた。
「俺も早く欲しー」
「マジヤバイよな」
「その前に彼女探すのが先だろ?」
ホストさん達は口々に言い合って突っ込みを入れていく。
リュウは蓮夜さんやイッキさん、ヒロさんとなにやら盛り上がっている。
楽しそうで何より。
そんな風に思いながら、ベビーベッドを取り囲むホストさん達の話に耳を傾けた。